浄土真宗とは

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)は鎌倉時代初期の1224年に、宗祖・親鸞聖人(しんらんしょうにん)によって開かれた大乗仏教の宗派のひとつです。あらゆる生きとし生けるものを救済するため「南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)」という声の仏さまとなった阿弥陀如来さまの願いのはたらきである 「本願力(ほんがんりき)」 に照らされて、阿弥陀さまの願いのお心に背を向けて生きてきた自らの姿に気づかされ、その私がそのまま既に阿弥陀さまに抱(いだ)かれて悩み苦しみの世界を離れ、真実の世界であるお浄土に往(ゆ)きて生まれることが定まった身となることを喜び、阿弥陀さまのご恩に報じる「南無阿弥陀仏」のお念仏をいただく身となる教えです。

 浄土真宗の教えはお釈迦さまが説かれたお経「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」を根本として、インド・中国・日本の7人の高僧方によって発展し、親鸞さまがその教えを顕(あき)かにして私たちにお示しくださいました。親鸞さまの没後、その教えは親鸞さまのお弟子と子孫によって継承され、先達の努力によって800年間にわたり大切に伝えられ、現在では浄土真宗は真宗10派に別れて脈々と受け継がれています。

 浄土真宗本願寺派はその真宗10派のひとつで、親鸞さまの曾孫である本願寺第3世 覚如上人によって本願寺教団の基礎が形作られ、本願寺第8世 蓮如上人によって教えが全国に広がり、本願寺12世 准如上人の時代に本願寺派(西本願寺)と大谷派(東本願寺)に別れて現在に到ります。